ヒートポンプの原理 続

2015年6月5日

ヒートポンプの原理 続
前ページでおおまかな冷・暖房サイクルが把握できたかと思いますが、次に冷房サイクルにおける各機器の働きと冷媒の変化を把握して、エアコンが部屋の空気を冷やすしくみを考えて見ましょう。

・圧縮(圧縮機の働き)
 冷房を開始すると圧縮機が作動し、低温、低圧の気体の冷媒を圧縮します。
気体を圧縮すると気体の温度は上がり、冷媒は高温・高圧の気体に変化します。

圧縮による冷媒の変化
・凝縮(凝縮器の働き)
 圧縮機で高温・高圧の気体になった冷媒は凝縮器(熱交換器)に置くられます。
凝縮器では冷媒と屋外の空気との間で熱交換を行います。
熱は高い所から低いところに移動しますので、冷媒の熱が室外へ移動し、冷媒は熱を放出したことによって高温・高圧の気体から中温・高圧の液体へと変化します。

・膨張(膨張弁の働き)
 凝縮器で中温・高圧の液体となった冷媒は膨張弁に送られます。
膨張弁では冷媒を減圧します。冷媒は減圧されることによって膨張して温度が下がり、低温・低圧の液体に変化します。

膨張による冷媒の変化

・蒸発(蒸発器の働き)
 膨張弁で低温・低圧の液体になった冷媒は蒸発器(熱交換器)に送られます。
 蒸発器では冷媒と室内空気との間で熱交換を行います。
前述したとおり、熱は高い所から低いところへ移動しますので、室内の熱が冷媒に移動して、冷やされた空気が冷風となります。エアコン冷媒は室内の熱を汲み上げたことで低温・低圧の気体に変化し、再び圧縮機へと戻ります。

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