テーゲーライフのすすめ
2016年3月5日
テーゲーとは沖縄で、「適当」、「だいたい」「いい加減」ということ。いい意味でも悪い意味でも使われます。暑い地方のありがちなルーズさを象徴する言葉かもしれません。
中国を旅したとき、屋台の楽しさを再認識しました。暑い時期は汗をかきつつ、屋台で食べて飲んで、開襟シャツ姿で語らう。いつからか、日本人はちょっと潔癖になり過ぎたのかもしれませんね。夏の間は、彼らのように積極的に半戸外に出て、涼感生活を取り入れる方が
心地よく過ごせるのではないかと思うのです。
ちなみに日本古来の夏服、浴衣や甚平は風を通す涼しい服です。普段ネクタイを取り、シャツの襟を出すだけでもエアコンの設定温度はあげられます。
箱の性能に頓着し、まるでクリーンルームを望むかのように、外部の環境、空気質を気にする。少々の行儀悪さは気にせず、街と室内の間を取り持つ「テーゲー空間」を楽しむ心が涼しい住まい方のベースではないでしょうか。
暑い地方の方々がエアコンちょっといい加減「テーゲー」なのは、実は涼しく、楽しく暮らすための知恵なのかもしれません。
引き戸がいい
使わないときは、壁の中に引きこんだり、外したり。引き戸はワンルームとして、あるいは独立した部屋として使え、暮らしの変化に柔軟に対応し、狭い日本の住宅事情にもピタリときます。
引き戸は、開き戸に比べて開けた姿もだらしなくないので、空間は仕切った状態で、少し開けて室内に通風を確保できます。引き戸で空間を仕切ることは、言い換えれば、建具のみで空間を作り出すようなもの。
用途に合わせて建具のデザインを工夫すれば楽しい空間ができます。
綱戸かわりに、メッシュ状の麻布を建具に組み込み、スクリーンと網戸の代わりにしたり、透明ガラスや透明ガラスの建具を組み合わせたりエアコンバリエーションはさまざま。引き戸の「向こう」と「こっち側」の関係をデザインすることはその家の生活を組み立てることでもあるのでしょう。











