シックハウス対策から生じた問題について
2014年9月8日
シックハウス対策から生じた問題について
ホルムアルデヒドが水に溶けるとホルマリンになります(実際にはホルムアルデヒドがかなり濃く水に溶けて35~37%の濃度になったものをホルマリンと呼びます。)ホルマリンという言葉はどこかで聞いたことがあると思います。現在の小学校ではどうか知りませんが30数年前に筆者が通っていた小学校には理科室があり、そこには生物の標本が透明な液に漬けられて保存されていました。この液がホルマリンで、ホルマリンの中にいれば腐りもしないしカビも生えないという特性を持っています。こうしてホルムアルデヒドはシックハウや化学物質過敏症の原因になる一方で建材が腐るのを防いだり、カビが生えるのを防ぐ働きがあったのです。
カビについて
カビの研究者によるとカビが発生し増える条件として、「栄養分」、「酸素」、「温度」、「湿度」と「時間」の5つの要素があるそうです。そしてこれらの要素のうち一つでもかけるとカビの成長を抑えることができます。住宅でこれら5要素について考えてみると、壁紙や木材をはじめ、畳のい草やカーペットなど多くのものが有機物質で、これらはカビの「栄養源」となります。また人が呼吸できるように住宅には「酸素」もあり、カビにとっても好都合です。「温度」 についてみた場合、カビの種類によって違いがあるのですが大体―10度くらいから50℃位までの範囲で生長することができ、とくに25℃~30℃で最も発育するそうです。この温度は人が過ごすのにも適しており、冷房や暖房運転する場合を含めると、一年のほとんどの時期がこの温度範囲に入ってしまいます。また「時間」について考えてみますと住宅は一度立てたら何十年もそのままです。カビのライフサイクルは数日程度といわれており、カビが成長するのに十分な時間があります。このよう「栄養分」、「酸素」、「温度」と「時間」の4つの要素で見た場合にはエアコン成長にうってつけの条件になっています。
ではもう一つの条件「湿度」を見た場合はどうでしょうか。カビの中には湿度が高い環境を好むものや、低めの環境を好むもの等、カビの種類によって違いがみられます。カビの研究者の間では、エアコンするカビの分類として、好湿性カビ、中湿性カビ、そして好乾性カビの3種類にわけられるそうです。この中で特に湿度が低い環境を好む好乾性カビの場合でも65%以下の湿度では成長できないそうです。ちなみに好湿性カビは90% 以上の湿度でないと成長できず中湿性カビでも80%以上の湿度が必要だそうです。











