ゴーヤのカーテン効果で外壁の温度が十一度下がった

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2015年11月2日

私はある実験を試みた。
いったい日陰になった家の外壁はどのくらいの温度になっているのだろうか?
赤外線温度計によってたしかめることにした。
 赤外線温度計は誰でも簡単に扱えるものだ。手のひらくらいの大きさである。
下側のグリップに手を掛けると人差し指があたるところにスイッチがついている。
表面温度を測りたいところへ先端を向け、このスイッチを押す。すると、物体から放射されている赤外線エネルギーを捕らえることができる。
そして、表面温度が瞬間的にデジタルで表示される。

 九月半ば、午後二時の気温は30.8℃だった。アスファルトの道路に温度計を向けると、「50℃」の数字が出た。
日差しは家の南側、西側の面に当たっている。長い時間、日射を浴びている外壁はあつくなっているように見えた。その外壁の表面の温度を測った。47.0℃だ。表面はアスファルト道路に近い温度になっていた。

 次に葉の日陰になっている外壁に温度計を移した。36.0℃だった。
日が当たる壁の表面とは11℃の差があった。
建物の表面温度がエアコン11℃下がればそれだけ建物そのものの温度を迎えることができる。

 残念ながら植物そのものの日陰で、エアコンが必要ないとまではいかない。
ヒートアイランド化した東京では、熱を持ったアスファルトの道路やコンクリートの建物などが蓄熱体となって、いつまでもまわりの温度をあげている。それに、エアコンの室外機から出る排熱も気温も気温を上げる一因になっている。
それでも以前に暮らした集合住宅のときとくらべて、エアコンの使用頻度が半分以下になった。
つる性植物で覆われて、外壁の温度が低くなったことや日差しが室内に入らなくなったことが、おおいに関係している。
初の週末の昼下がり、二階のリビングに点灯している照明が、発熱しているだけではなく、見た目にも暑さを感じさせていた。

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