ウォールスルーユニット方式
2015年5月16日
ウォールスルーユニット方式
ウォールスルーユニット方式は建物の外壁に設けたスリットやガラリといった開口部から給気、排気を行う、室外機と室内機が一体となった空冷ヒートポンプエアコンです。
ユニットを窓下に床置きするタイプが一般的で、床置きエアコンタイプペリメータゾーンの温熱環境の改善に有効な空調システムです。
ウォールスルータイプは、単一ダクト方式やファンコイルユニット方式などの中央熱源方式に見られる、熱源からの冷温水の供給が不要で、次ページで解説するマルチユニット方式のような冷媒配管による冷媒供給も不要となります。 ユニット自体が空調設備として完結しているので、システム全体として省スペース化できます。 また、熱源からの例温水配管やダクトとの取り合いがないため、施工性が良いことなどから、他の口調設備との併用にも採用される例が多くみられます。 ユニットごとの個別運転、制御が可能で、近年ではインバータ制御による高効率化、全熱交換器による換気も行える製品もあります。
注意点としてはスリットやガラリの開口部から給・排気を行う構造上、エアコンユニット自体の気密性や遮音性などが問われ、特に高層ビルで使用する場合は耐風圧性も問われることが挙げられます。
ウォールスルータイプは、単一ダクト方式やファンコイルユニット方式などの中央熱源方式に見られる、熱源からの冷温水の供給が不要で、次ページで解説するマルチユニット方式のような冷媒配管による冷媒供給も不要となります。 ユニット自体が空調設備として完結しているので、システム全体として省スペース化できます。 また、熱源からの例温水配管やダクトとの取り合いがないため、施工性が良いことなどから、他の口調設備との併用にも採用される例が多くみられます。 ユニットごとの個別運転、制御が可能で、近年ではインバータ制御による高効率化、全熱交換器による換気も行える製品もあります。
注意点としてはスリットやガラリの開口部から給・排気を行う構造上、エアコンユニット自体の気密性や遮音性などが問われ、特に高層ビルで使用する場合は耐風圧性も問われることが挙げられます。
マルチユニット方式
ヒートポンプによる代表的なビル空調方式Point
- ・マルチユニット方式はルームエアコンの業務仕様といったところ。
- ・ヒートポンプは空気熱源と水源ヒートポンプがあります。
屋上などに設置した1台の室外機に複数台の室内機を冷媒管で接続して、各室あるいはゾーンごとに空調を行うヒートポンプによる代表的なビル空調方式です。基本的な構造は一般住宅のルームエアコンの業務仕様といったところで、建物の利用者としても扱いやすいタイプの空調設備といえます。