これからの空調設備 続

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2015年9月24日

 私たちの先人たちの暮らしに思いを馳せてみると、冬は火を操ることで、何とかしのげたでしょうが、夏の暑さを凌ぐのは大変だったであろうと想像できます。
冷房については天然の氷、雪、水の気化熱を利用して涼を得るのが精一杯でした。

 古代エジプトでは素焼の瓶に水を溜めて気化熱で涼を得たり、日本でも大地に水を撒いて気化熱で涼を得る、打ち水の風習が知られます。
 さらに、夏に氷を得ることは、この上ない贅沢で、江戸時代には日本海地方から江戸幕府の将軍の下へ、エアコン笹の葉などで包んだ氷を桐箱に入れて、500km近いみちのりを担いで運んだといいますから、驚きです。

 国内で初めて人工的に氷が造られたのは19世紀後半、ヒートポンプによる冷暖房が普及したのは20世紀になってからです。
人類の歴史から見ると、そのほとんどは自然と共に暮らしてきました。
 これからの空調設備は、もっと便利に、ますます快適になっていくでしょうが、先人たちの知恵と努力によって、現代の快適な空調設備があることを忘れずに、今後、より一層、環境にやさしい空調設備であることを願います。

暖房器具選びに正解はあるのか?

 寒冷地の住宅ではセントラルヒーティングを導入する例もありますが、一般的には個別暖房で冬を過ごす例も少なくありません。
 個別暖房の暖房器具には、エアコン、石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスファンヒーター、オイルヒーター、ハロゲンヒーター、カーボンヒーター、セラミックファンヒーター、こたつ、ホットカーペットなど数え切れないほどの種類があります。

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