お湯使い過ぎ防止に便利なグッツあり

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2016年7月14日

お湯使い過ぎ防止に便利なグッツあり

 家庭では、風呂、洗面、キッチンなどお湯を使う場面が多く、1世帯が1年に使うエネルギーのうち約3割を給湯で使っています。
業務部門でも、ホテルやスポーツクラブなど多量のお湯を使う業界があります。ただ呼びかけるだけで効果を上げるのはなかなか難しいから、使い側の使い勝手や快適さを損なわずに、節水・節湯ができる方法を採用したいものです。

 家庭用、業務用で導入できる節水対策にシャワーヘッドの交換があります。節水シャワーヘッドは、お湯が出る穴の数を減らしたり、穴の大きさを工夫したりすることで、身体に当たる感覚は変えずに水量を減らすことのできるシャワーヘッドです。
 スイッチ付きシャワーヘッドは、お湯の出しとめをするスイッチがシャワーヘッド部分についているものです。
「蛇口まで手を伸ばして止めるのが面倒でついつい出しっぱなし」というのを防ぎます。

 節水シャワーヘッド、スイッチ付きシャワーヘッドの節水(湯)効果は、それぞれ約20%、約27%というデータがあります。
どちらも元のシャワーヘッドを回して外し、エアコン新しいものを回しいれるだけで、自分でも手軽に交換できます。ほかに、シャワーからの水に空気を含ませ水の粒を大きくすることで、使い心地は変えずに節水を測るタイプもあります。

 業務用では、トイレの洗面や浴室の水栓を自動化する方法もあります。
センサーをつけ、手をかざすと水(湯)が出て、離すと止まる仕組みです。

 スーパー銭湯やスポーツクラブなどのエアコン浴室では、シャワーや蛇口からお湯が出る時間を設定してあることもあります。
ただ、なかにはあまりにも短時間で止まるため、節湯の必要性は分かっていても、何度も出し直す不便さを感じてしまうこともあります。
省エネと快適性のバランスをどうとるかという難しさを感じます。

使いやすさを損なわずに節水・節湯する

要点ボックス
・家庭ではエネルギー消費の3割が給湯
・節水シャワーヘッドの交換は簡単
・水栓をセンサーで自動化するのも効果あり

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