おまけのルール

2016年6月29日

おまけのルール

おまけのルールは二つです。
 一つ目は「7、まだ使えるものを捨てない」です。「効率は上げる」ことに間接的につながることもあります。ボイラーの煙突から出る排気にはまだ熱があります。そのまま捨ててしまうのはもったいない。何か別の用途に使えば省エネになります。また、わたしたちが手にするいろいろなものは、エネルギーを使って作られ、小売店に運ばれています。買うときに支払うお金で、エネルギーも買っているのです。買ったものを捨てることは、ものそのものだけではなく、エネルギーも一緒に捨てていることになります。

 もう一つおまけのルールは「8、自然エネルギーを使う」です。効用を得るためのエネルギーとして自然エネルギーを選ぶということです。石油や石炭、天然ガスが有限ですから、省エネルギーは、省資源の観点からも大切なことです。また特に日本は、エネルギー資源のほとんどを輸入に頼っていますので、暮らしを維持するためにも、これらの資源になるべく頼らないことを考えておく必要があります。

 世界中どこにでも無限にありエネルギーとして利用できるのが太陽や風です。地中にも熱があります。また、生物由来のエネルギー(バイオマスエネルギー)もあります。
これらをエアコン電気エネルギーや熱エネルギーに変換して利用だけでなく、風は涼感を得るために、樹木は蒸散効果で回りの温度を下げるためにも活用できます。

 自然エネルギーを使えば、温室効果ガスである二酸化炭素(CO2)の排出も減らすことができます。
炭素を含む石油や石炭、天然ガスを燃やすとCO2を排出します。自然エネルギーも、それを使う設備を建設するときなどにはもちろんエネルギーを使いCO2を排出しますが、使用するときには排出しません。
温暖化防止のための有効な手段です。

要点ボックス
・物を捨てる=エネルギーも捨てる
・輸入のエネルギーになるべく頼らない
・自然エネルギー利用は温暖化防止にも有効

「もったいない」エアコンから省エネが生まれる

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