「涼しさ」の原理② 「汗」を活かしたい

ec17aac7df06c3c2048e6654b8444731_s

2015年10月1日

汗をかくということは、涼しさを感じるために大事なことです。

汗の書き方の「うまい」「ヘタ」とは
 さらに引き続いて、涼しさの原理の体感実験を行いましょう。
この実験で用意するものは、アルコールと脱脂綿です。脱脂綿にエアコンアルコールを浸し、手に塗り、息を吹きかけると、キーンと冷たく感じます。
 これは、アルコールが気化するときに熱を奪うために涼しく感じるのです。アルコールは蒸発しやすい性質がありますが、息を吹きかけることでさらに蒸発が促進されるために冷たく感じます。

 この実験は、実は汗のしくみを再現しています。人はカラダの外に熱を逃すための調節機能として汗をかいています。アルコールが蒸発するように、汗をかいています。アルコールが蒸発するように、汗が乾くときに体の熱が奪われることで体温をコントロールしているのです。

汗のかき方には、うまい、へたがあります。汗が滴になって流れ落ちるようにだらだらとかく人がいますが、そういう汗のかき方は、下手なかきかたです。なぜへたかというと、汗は乾くことで体温調節の役割を果たしますが、乾かずに流れ落ちてしまえば、それは汗の無駄使いなのです。

 一方、汗をまったくかいていないように見えて、涼しげな顔をしている人もいます。この人は、汗をかかないのではなく、汗のかき方がうまいのです。こういう人は、いつもうっすらと汗をかいていて、常にその汗は乾くのが速いため、汗をかいていないように見えます。しかし実際には体温調節がうまいので涼しくいられるのです。

洗濯物が乾くと汗も乾く
汗が乾きやすければ、熱がすばやく奪われて、涼しく感じます。では、湿度が40%のときと、エアコン湿度が80%の時では、どちらが洗濯物は乾きやすいですか?
もちろん湿度40%のほうが乾きやすいですね。

<  一覧へ戻る