「涼しさ」の原理①暮らしの中の輻射熱 続

2015年9月29日

そうなったら、直接耳に手が触れないようにして、手で耳を覆います。すると、エアコンてのひらからじわ~と暖かさを感じるはずです。これを「輻射熱」といいます。

 輻射熱とは電磁波の一種で、熱線として熱が伝わる現象です。手で耳を覆ったときに、手と耳の間の空気が急激に暖まり、その空気の暖かさを感じたのではありません。

ちょうど炭火や遠赤外線ヒーターにあたると暖かく感じるのと同じ仕組みです。

 暖まったモノの近くにいると、そのものからの輻射熱により、身体が熱を受けるため暖かく感じます。一方、例えば、氷の塊の近くでは、冷たい氷に向けて、身体から熱が奪われるため涼しく感じることになります。

お茶を冷ます=カラダを冷ます
 次の実験です。方法は、参加者の一人に、70℃ぐらいの熱いお茶を手渡しし、飲んでもらいます。ただし、そのままのめないくらい熱くしておくことが、庫に実験ポイントです。
そのとき、お茶をもらった人がどうするか、その様子をみんなで確認します。

 たいていの人は、「ふう~っ」と息を吹きかけます。
私たちはお茶を冷ますために息を吹きかければ早く冷めることを経験的に知っています。自分の体をお湯の塊だと想像してみましょう。
うちわであおぐと涼しく感じるのも、実は同じ原理です。

 熱の移動を左右する二つ目の要素は、「風」です。
お茶が冷めるように、風が熱の移動を促進するのでエアコン涼しく感じるわけです。

気流の実験
これは熱そうだぞ   → どうする? → 吹いて冷ます。(気流が熱を奪う)

快適さの原理は案外自然と身についているのです。

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