「ひさし」による直射日光の遮断
2014年9月16日
「ひさし」による直射日光の遮断
夏、太陽の光が直接部屋に入らないようにする工夫が以前から行われていました。その代表的なものが「ひさし」です。最近の家ではあまり見かけることはありませんが、ちょっと古い建物ならばほとんどの家で見かけることができました。窓の上に小さな屋根のようなものがついており、これをひさしと呼んでいます。
ひさしは、太陽の位置が高い夏には太陽の光が窓から入ってくるのを防ぎ、太陽の位置が低い冬には窓から太陽の光が入り、部屋を暖めるのに役立ちます。最近の住宅にはしさしがないものも多く見受けられるようになりましたが、エアコンの消費電力を少なくするために大変有効なものです。とくに高気密高断熱住宅に有効だと考えられます。このような住宅の場合、外の「熱」が部屋の中に入り込みにくくなりましたが、窓からは大きなエネルギーを持った太陽の「光」は入ってきてしまいます。この場合を含めて、夏、太陽の光が直接部屋に入らないようにいろいろな工夫することは、省エネにとっても大変大事なことなのです。
「落葉樹」による日射の調整
建築家が住宅を設計する際には、建物のみならず、庭にも気を配ります。たとえば住宅の南側に庭がある場合、多くの建築家は庭に落葉樹を植えることを考えます。落葉樹は夏の間は葉が生い茂っていますが、冬になると葉は枯れ落ちてしまいます。夏はたくさんの茂った葉により太陽の強い日差しがさえぎられ、部屋に入ってくる太陽の光は木漏れ日程度で、直接太陽の光が入る場合に比べ部屋に入るエネルギーは少なくなります。一方冬には葉が落ちてしまうため太陽の光が窓から部屋に入り、部屋の中は陽だまりのように暖かくなります。このように自然の力を最大限に利用して、なるべくエアコンなどの冷暖房機器を使わないようにすることは省エネや電気代の節約に大変役立ちます。
上手な痛風
自然を利用する方法の代表的なものに外の空気をうまく利用する方法もあります。とくに春や秋など、外の空気が適度な温度や湿度になっているときには、外の空気を大いに利用してエアコンなどの冷暖房の機器を使わないようにするだけで省エネになります。外の空気を室内に流すことを建築の分野では通風と呼ぶそうですが、窓を上手に開けることで効果的な通風ができます。とくに空気は暖まると軽くなる性質があるので、高い所の窓を開けると熱い空気が外に出て行きやすくなります。空気が外から出て行くためにはその分、別の空気が外から入らなければならないので、風の入り口も必要になります。そのために風の通り道を考えて窓を開けることも大事です。











