エアコンの仕組み??

5ec7516c07e6b09739fa1ee54c3dd297_s

2016年8月13日

エアコンの基本的な仕組み (冷房)

 

エアコンには室内機と室外機があります(基本的に)。
室内機と室外機両方に熱交換器(車のラジエーターの様な部品)が付いていて、室内機側の熱交換器を「蒸発器」、室外機側の熱交換器を「凝縮器」と呼びます。蒸発とは液体が気体に変化する事で、凝縮とはその逆の状態、気体が液体に変化する事です。
エアコンの室内機と室外機の熱交換器の中では、このような事を行っています。
蒸発器と凝縮器は2本の配管でつながっていて、蒸発器側から凝縮器、凝縮器側から蒸発器の配管でつながっていて、その中には冷媒が入っています。そして、室内機は室内に風を送り出すためのファン、室外機は凝縮器を冷やす為のファンと冷媒を圧縮する為のコンプレッサーが付いています。

お部屋の空気「熱」は室内機のファンにより、蒸発器を通って冷媒に伝えられます。熱を伝える仕組みは、冷媒の気化熱効果を利用しています。蒸発器に来る前の冷媒は液体の状態で、蒸発器の内部で蒸発して気体に変わりますが、液体が気化するときには周囲の熱を奪って気化する効果があり この効果によって蒸発器の熱を冷媒に伝えます。冷媒に熱を伝えて冷たくなった蒸発器周囲の空気は、室内機のファンによって室内に冷たい冷風を出します。

そして気化して熱を含んだ冷媒は、配管を通って室外機に送られ、コンプレッサーで圧縮され高温高圧の液体状になって凝縮器(熱交換器)入ります。室外機のファンから凝縮器(熱交換器)への送風によって、冷媒の温度が下がります。ここで熱交換が行われています。そこから冷媒は膨張弁と呼ばれる所で、小さな穴から広い空間へ一気に放出されることで膨張をします。この膨張で起こる断熱冷却により低温低圧の液体に変わり、再度室内機に入り、という形で冷房を行っています。

<  一覧へ戻る