エアコン豆知識40

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2019年2月1日

~エアコンの「冷房」と「ドライ(除湿)」の違い ~夏の電気代節約~

 

冷房とドライの違い正しく知って節約・快適な夏を♪

 

エアコンが活躍する季節がやってきました。そこで「冷房」「ドライ(除湿)」についてお話します。どちらを使っても涼しく感じますよね。では、どういう違いがあるのでしょうか??

 

 

●冷房

部屋の「温度(おんど)」を下げることを一番に考えた機能です。

暑い部屋から熱を追い出して部屋を涼しくします。

 

 

●除湿

部屋の「湿度(しつど)」を下げることを一番に考えた機能です。

部屋から水分を追い出して空気をサラサラにします。

 

空気中には水分が含まれていて、温度によってたくわえられる水分量が決まっています。空気の温度が高いとたくさんの水分をたくわえられます。そのため温度が下がると、たくわえられなくなった水分が水滴となって溢れ出ます。

 

除湿はこの原理を利用して空気中の水分を集めます。まず、エアコンが湿度の高い部屋の空気を吸い込み、熱交換器で温度を下げ、水分を集めます。それをホースで部屋の外に出します。

 

 

●「冷房」「ドライ(除湿)」 どう使い分ければ良い?

 

では、どう使い分ければ快適にすごせるのでしょうか。大体、お分かりの方も多いと思いますが

 

温度(おんど)が高い時は…「冷房」、湿度(しつど)が高い時は…「ドライ(除湿)」除湿の方が、部屋温度は下がりにくいので健康やエコに配慮してその日の天候や、体調によってうまく使い分けましょう♪

 

 

●電気代をおさえたい時は?

夏の消費電力の大半を占めるエアコン。少しでも節約したいですよね。最近よく言われていますが、設定温度は「28度」が理想です。暑く感じる場合は、扇風機と併用することで涼しく過ごせます!

 

夏の節電 4つのポイント 

 

POINT1 風量の設定は「自動運転」部屋が冷えるまでは強風、その後は微風と1番効率のよい運転をしてくれます。風量が弱すぎると、部屋が冷えるまで時間がかかり、余計な電気を使うことに!

 

POINT2 冷房の風向きは「上」冷たい空気は下に向かっていきますので、効率よく部屋の温度を下げるために冷房の風向きは上に設定しておきましょう。また、冷房と同時に扇風機やサーキュレーターを使うことで冷たい空気を部屋に循環させることができます。

 

POINT3 直射日光を避けよう!お部屋の温度は窓からの外気に大きく影響されます。直射日光が当たる窓は、カーテンやブラインドを閉めると冷房の効率が良くなります。

 

POINT4 室外機は「日影」に!エアコンの室外機に直射日光を当てないことが大事です。植木やすだれで日陰を作ってあげましょう。この時吹き出し口をふさがないように注意します。5~10%の節電効果があります。室外機用の日除けパネルなどもあります。簡単なコツで電気代の節約が出来ます夏バテなどしないよう、快適なお部屋で過ごしましょう♪

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