エアコン豆知識17
2018年12月22日
【マルチエアコン】というエアコンをご存知でしょうか?
1台の室外機で複数の室内機を運転することが可能な万能なエアコンで、業務用や新築の住宅などに利用されることが多いです!・・・ですが、マルチエアコンのメリットとデメリットをよく理解しないで購入してしまうと後悔をしてしまうかもしれません。
今回はそのマルチエアコンのメリットとデメリットを紹介していきたいと思います。
まずはマルチエアコンとはなんなのか?
マルチエアコンとは、1台の室外機で2台以上の室内機を運転することができるエアコンのことをマルチエアコンと呼び、1台の室外機で最大5台ほどの冷暖房を行うことができます。
機種によっては、室内機もいろいろな機種から選ぶことができます!
タイプはこんな感じです。
天井埋込型
壁掛型
壁埋込型
床置き型
など、お部屋の雰囲気やスペースに合わせてチョイスすることが出来るのはとても魅力的なんですよね!
マルチエアコンのメリットは・・・
マルチエアコンのメリットは「室外機が1台で済む」ということだけにとどまりません!他に一体どんなメリットがあるのでしょうか?
省スペースで見た目スッキリ!
5台のエアコンがあれば、通常のエアコンだと5台も室外機が必要になりますよね。せっかく綺麗な家を建てても、外から見たら室外機だらけ、こだわった外観も台無し、バルコニーも狭く感じるなんてことが!
しかしマルチエアコンなら室外機が1台で済むので外観を損ねることが無いだけでなく場所もとらないので、省スペースで見た目スッキリに収まる、というメリットがあります!
もう一つのメリットは、なんといっても導入費用が安いということです!5台のエアコンを各部屋に設置する場合と比較すると、室外機が1台で済むので工事費用や導入費用を安く抑えることができるのです!
それだけではなく、電源は室外機に直接供給されているためそれぞれの室内機側に専用コンセントを取り付ける必要がないため見た目もスッキリできます!
一見、何も悪いところが無いように思える「マルチエアコン」ですが、いったいどんなところにデメリットがあるのでしょうか?次はデメリットについて考えていきましょう!
デメリットは、同時運転で能力が低下してしまう・・・
室外機1台で複数のエアコンを運転してるので、同時に複数台の室内機を運転してしまうと、やはり能力が低下してしまうそうです。
家族がそれぞれ別の部屋で同時に過ごしていることが多いご家庭では、デメリットと言えますね。
そしてもう一つのデメリットは、室外機が故障してしまうと繋いである室内機全て使えなくなってしまいます!複数の室内機を全て交換する必要があるために、経済的な負担が大きくなってしまいます!
そして最後のデメリットは、機種の選択肢が少ないということ
元々マルチエアコンは限られたメーカーからしか発売されていません。
いざ導入しようとしてもいろんなメーカの性能や価格を比較して検討することが出来ないのもデメリットですね!
まとめ
マルチエアコンは外観を損ねることなく、複数のエアコンを設置できるメリットもありますが、反面、室外機が故障してしまったら、全部の室内機も交換しなければなどデメリットも多くあります。
都心部など設置スペースが限られている場合には有効なマルチエアコンだけに、よく理解した上で導入を検討してみましょうね!