エアコン豆知識15

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2018年12月6日

「エアコンとクーラーの違い」って皆さん、ご存知でしょうか?また、「エアコン」と呼ばれるようになった年数ってご存知ですか?

 

「エアコン」のことを「クーラー」と呼ばれる方がよくおられます。特にご年配の方が多いような気がします。「エアコン」と「クーラー」の違い、また「エアコン」と呼ばれるようになったのはいつ頃なのかを紹介していきたいと思います。

 

「エアコン」を辞書で調べてみると、「エア・コンディショニング」や「エア・コンディショナー」の略とあります。「エア・コンディショニング」とは空気の温度や湿度、キレイさなど調節して、快適な状態保つこと。空調のことで、「エア・コンディショナー」とは空調設備のことです。一般的には、エアコンは、空調や空調設備のことを言います。

 

「クーラー」との違いですが、「クーラー」は「エアコン」の冷房機能のことを指します。つまり、「エアコン」という枠の中に「クーラー」という冷房機能があるんですね。

 

「クーラー」は最初のころ、「空気調整機」と呼ばれていて1935年に現在の東芝キャリアが国産第1号の「空気調整機」を生産しました。

 

この「空気調整機」の本格的な製造や販売が始まったのは1952年です。この頃に松下電器(現パナソニック)や大阪金属工業(現ダイキン工業)が主なメーカーであったようです。

 

そして1958年には、この「空気調整機」の名前が「ルームクーラー」に統一されました。ですので、ご年配の方がよく「クーラー」というのは、この頃によく呼ばれていた関係があったようです。さらに1965年に、「ルームクーラー」から「ルームエアコン」にへんこうされ、略して「エアコン」と呼ばれるようになったんですね♬

 

今では「エアコン」=「冷房と暖房の両方の機能」というイメージが一般的ですが、この2つの機能をもつタイプができたのは、1960年頃です。

 

「エアコン」と「クーラー」の違い、皆さんお分かりになりましたでしょうか?ぜひ、「クーラー」と呼んでいる人に「エアコン」と呼ばれるようになった経緯を教えてくださいね~!

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