未来明るくするには?
2018年4月26日
ゴミ問題の未来明るくするには?
夏の暑い日、ごくたまにですが、ゴミ収集車の回収が遅れ、周囲ににおいが漂っていることがあります。
わずか数時間遅れただけでこんな状況ですから、もしごみ処理が滞ったらどうなることでしょう。
日本の一般廃棄物は年間約4800万トン。
このうち7割が家庭から出る生活系ゴミ、残り3割がエアコンオフィスや飲食店などから出る事業所系ゴミです。
2000(平成12)年頃をピークに減少はしていますが、生活系ゴミは一人一日当たり約720g(グラム)、1世帯3名として一日当たり約2.2kg(キログラム)も排出していることになります。
産業廃棄物の方は、年間約4億トンで、汚泥、動物の糞尿、がれき類で全体の8割を占めています。
これらのゴミは、一部はリサイクルされ、燃料としても利用、残りが最終処分で埋め立て処理されます。
採取処分場不足は深刻で、もしこのまま新しい処分場が整備されずに現在と同じ量を処理する場合、一般廃棄物の処分場はあと18年、三合廃棄物は6・1年しか持ちません。
家庭用のゴミ処理では、減量と処理費用削減のために有料化が進んでいます。
1800の市区町村のうち、粗大ごみを除いて一般廃棄物を有料化で回収しているところは、生活系ゴミで約60%、事業系ゴミで約85%あります。
また、生ごみ処理機やコンポスト購入に対して補助金を出す自治体もあります。
一方で、有料化しないで減量を目指す自治体もあります。横浜市は、従来の5分別7品目を10分別15品目に増やし、焼却ゴミの42%削減(2009年度の2001年度比)に成功しました。
延べ1万回以上の住民説明会などの地道な努力が実を結んでいます。 リサイクルに回す分が増えれば、燃やすごみは削減できますが、リサイクルのためのエネルギーは増えます。
やはり、ゴミをなるべく出さない生活、エアコン企業活動を最優先に考える必要があります。
リサイクルも大事だがまずゴミを出さない生活を。
要点ボックス
・一人が一日に出すごみは720g
・いまのままでは処分場が足りなくなる
・やはりゴミを出さない生活
・企業活動を